東京の住宅価格が上がっているというニュースを見て、10年前のことを思い出した。
当時マンションリフォームが盛んで、ペアローンという言葉をよく聞いた。
わが家もペアローンで中古マンションを購入した。
「未来のことはわからん」と思いながら決めたあの日から10年。
あのとき心配していたこと、そして実際に何が起きたのか、この10年を振り返るね。

心配していたことが起きた
ペアローンにした最大の理由


借入額が上がる
そしたら希望の家に住める
これに尽きる。
住みたいところは土地が高かった。治安のいい住宅地で、夫が通った小学校がある。
マンションの価値


治安がよい場所
マンションは資産になる
築30年だった当時の価格もまぁ高かった。でも今はもっと高くなっている。
広い家に住みたいという気持ちも少しよぎったよ、ちょっとだけね。
でも資産価値が下がらない土地に住むという考えは大きくて揺るがなかった。
価値の基準


治安はいいのだが、マンションを探すにあたって1つ守ったことがある。
それが「新耐震基準」をクリアしていること。
昭和56年に適用されたこの基準以降に建てられたマンションから探した。
仕事をしたい


仕事をやめる予定はない
私の性格上、仕事をしないなんて考えられない。
むしろおばあちゃんになっても働いていたい。
だからペアローンでいいという考えだ。
夫婦ともに仕事をするし、家事もする。そんな話で結婚した。
当時はそこまで給料も高くなく、ペアローンで希望の家に住むのは夫婦で一致した考えだった。



給料なかなか上がらんね~
心配なこと①離婚


よく聞くのが離婚したときにやっかいだということ。
それについて事前に話し合い、離婚したら家は売却、半々にわけてさよならする。
まぁ、仲がいいときに決めておくのがいい。
先のことはわからないのだ。
心配なこと②認知症


どちらかが認知症にると家を売りたくても売れない状況になる。と小耳にはさむ。
わかりました。理解しました。
そのうえで、認知症になるかもしれないが、ならないかもしれない、ということよ。
心配なこと③健康


ここまでは「ペアローンだからこそ」考えた心配。でも、住宅ローンを組む以上、ペアローンでなくても避けては通れない心配がいくつかある。
まず、今は夫婦ともに元気に仕事に行っているが今後どうなるかはわからない。
病気、事故、いつ起こるかは神のみぞ知る。
心配なこと④地震


大阪に住んでいるので南海トラフ地震についてはもうずっと話題にでてきた。これから30年でまぁ起こると言われている。
で、私は地震がとても怖い。家がなくなりローンだけ残る恐怖はある。
でも生きている間に起こるかは神のみぞ知るところ。
なら今住みたい家に住もうとなった。ちなみに夫はあまり気にしていない。
心配なこと⑤定年後の返済


ペアローンで35年
返済は定年後まで続く
それについては、ありがたいことに年下の夫が定年する前に完済するので「心配」ではあったがそこまでではない。
これが同じ年の夫婦だったら、繰り上げ返済を視野に入れてもう少しローン額を抑えただろう。
ペアローンを決めたとき


心配性な私は、不安なことを調べあげ、石橋を叩きまくった。
だが壊れるかどうかわかならい
私たち夫婦が考えたのは「未来の話はわからん」、ということ。
その「わからん未来」と「ペアローンを組めば住める家」を天秤にかけてペアローンを組むことにした。
壊れたときの覚悟


ちなみに「わからん未来」が起きてしまったら?
それは覚悟を決めている
この決断に後悔はしない、と決めた。
なるようになる。
なるようにしかならない。
ボーナス払い今ならやらない


ここまで書いてきたのは、ローンを組む前に私たちが考えていたこと。でも、実際の10年間はそんなに予定どおりにいかなかった。
ここまで「後悔はない・しない」と書いてきたけど、「やらなければよかった」と思うことはある。
それがローンのボーナス払い
ボーナスをもらうたびに「この返済がなければ・・」って思っちゃう。
だから「しなければよかった」と思う。
予定外におきたこと①小1問題





知らなかったの?って思うよね
知らなかったのよ
小1問題から
超ブラック企業への転職
保育園は7:30から預かってもらえたけど、小学校ってそうじゃないんだね。
ピンときたのは子どもが2才になったころ。通勤に1時間かかっていた私は転職が必須であることをやっと理解した。
そして子どもが4才のころに、少しでも若いうちにと転職し、超ブラック企業で体をこわすのである。
予定外におきたこと②無職


体を壊し、しばらく働かない時期があった。
体は会社をやめてすぐに治ったのだが「次は大丈夫なのか?」という不安もありしばらく無職だった。
とはいえローンの支払いは毎月やってくるわけで。半年後、再び就職活動を始める。
予定外におきたこと③パートタイマー


絶対、正社員ではたらき続けるに決まってる。
その確信はくずれ、心身のことを考えてパートで働くことにした。
正社員であれば月20万ほどの給料がパートで10万円。
贅沢はできないがまぁいけるでしょ。足りないぶんは貯金をすこしずつ崩しながら生活している。



自由に使っていいほうの貯金を崩してる
現在の生活


そして今も変わらずパートで働いている。
貯金はこれ以上は減らせないところまできてやっとお金について勉強を始めた。



すぐ使える貯金の限界が見えてきた
ムダな保険を解約
携帯会社の見直し
これだけで月々3万円以上さげることができた。
ここで痛感しているのがローンのボーナス払い。この出費がなければと思わずにはいられない。
「未来の心配」が的中


10年経ってどうなったか。
それは心配していたことが起こったという事実。
ペアローンを組むときに叩いた石橋のひとつ
「健康でいられるか」
ここが的中してしまった。
体力に自信があったからこそ無理をしすぎた。
正直なところ、前職の人間関係よりひどいところはないと思っていたんだよ。笑
上には上がいるんだね。
怪我の功名


時間がある幸せ
今はブラック時代を「勉強になった」と思える。まぁ時間はかかったが。
初めてパートタイマーとして働き、時間がある生活で、こんなに心が満たされるのかと驚いた。
そして正社員という働き方に疑問をもった。あんなに働いたところで20数万円の給料、それでいいのだろうか。
いずれ正社員に戻らなければいけない、そう思っていたが今は別の道をさがしている。
自分が持っている資格を考えるとオンライン秘書ははじめやすいし、でも今までと全く関係ない分野にこそ興味を持っている。
ペアローンを組んでよかったか?


まぁ良かったといえる。
好きにリフォームをして、今も家族で快適にすごしている。
置き配が盗まれることもなく、安心して暮らせる地域でそれなりの価格の家を持ったことは間違っていなかった。
大事件は起きていない。まぁ人生そんなもんだろうという日常を送っている。
覚悟を持つと、動じない心が育つのかもね。
おわりに


築40年を超えたタイミングで、わが家の火災保険がいままでの3~4倍になった。
知らなかった。
いや聞いていたんだろうが忘れていた。



契約したとき絶対聞いてるって
人間も40才から介護保険が発生するように、40年という月日は1つの節目なのだね。
これからもそんな些細なことにビックリしながら残り25年のペアローンのため夫婦で働いていくよ。大好きなこの家で!




